クエン酸物語 石鹸カス編キャンドゥ

前回残念な結果になった「クエン酸物語　緑青編」に続き、今回は石鹸カス編です。

なにかと汚れがたまりやすい水回り。頑固なカビやいやな水垢と並んで嫌なのが「石鹸カス」です。
一度たまってしまうと洗剤をかけてもたわしでこすっても中々落とすことが難しい石鹸カス。そんな石鹸カスにクエン酸が効くという情報を耳にしたので、さっそく試してみました。

クエン酸スプレーを作る

まずは水にクエン酸を溶かしたクエン酸スプレーを作ります。
割合は水200mlに対しクエン酸5g……だったのですが、使うスプレー容器の容量が100mlだったため半量の100ml：2.5gにしようと思ったところ、スケールがグラム単位でしか測れずに3g入れてしまいました。高濃度ですが、その分効いてくれることを祈ります。

実践

クエン酸スプレーもできたので、早速やってみます。

綺麗にするのはこちら。

壁と洗面器です。どちらも石鹸カスの薄茶色のベールがかかって、新品時の輝きは失われています。
やり方は簡単で、石鹸カスが気になる部分にクエン酸スプレーを噴射して、しばらく置いたあとこすり洗いをするだけ。

さっそくシュシュッとやってみました。

セスキ炭酸ソーダ水対壁のヤニ汚れのときのように「汚れが溶け出す」……みたいな感じではないようです。吹きかけた時点ではうんともすんともいわず、ただ水がかかったような状態にしか見えません。
以前クエン酸で緑青を落とそうとしたときには思ったほどの効果が得られませんでしたからね……なんとか石鹸カスには劇的な効果を見せてほしいものです。

具体的に何分ほど放置するのかわからなかったので、取りあえず15分～20分ほど放置してみました。

しかし、この時点で特に変化は見られませんでした。石鹸カスは溶け出してもいないし、剥がれてもいません。

一応こする工程までが掃除法なのでこすってみましょう。一気にスルッと綺麗になるかもしれませんし……と期待してこすったのがこちら。

まっっっったく変化がありません。一切落ちていません。
このあと最終手段として直接クエン酸を振りかけてこすってみるという方法を試してみたのですが、結果はこの通り。

惨敗です。

まとめ

うーん……今回は何の効果も得られませんでした。
石鹸カス自体いくつか落とし方あるようで、クエン酸を使うこの方法はその中でもかなり効果的なものであると聞いていたので残念な結果となってしまいました。
溶けるように落ちるのか、剥がれるように落ちるのか見てみたかった……。

この他にも重曹を使う方法などもあるようなので、次は手法を変えて再チャレンジしてみたいと思います。