耳かきキャンドゥ

耳かきが折れてしまったので、急きょ新しい耳かきを見繕いにキャンドゥへ行ってきました。

キャンドゥの耳かきの品ぞろえは中々のもので、竹製のもの、プラスチック製のもの、コイル型……など材質・形状の違うものが整然と並んでいました。

買ってみた

その中から実際に購入したのがステンレス製の耳かきです。
パッケージに記載された「清潔に使える」という謳い文句に惹かれて購入しました。やはり耳の中という繊細な部分に入れるものなので、清潔に使えるに越したことはないな、と。

プラスチック製の耳かきが清潔じゃないというわけでもないのですが、やはりステンレスのそれは1ランク上なイメージがあります。
そんな固定観念もあり、ビジュアルからはどこか医療機器のような印象を受けました。耳かきなのに……。

使ってみる

実際に使ってみました。
数秒でわかりました。これ、かなり鋭いです。

このヘラの部分。

横にするとわかるんですが、かなり薄いんですよね。この薄さなので先端に丸みが作れない結果、皮膚に触れたときかなり鋭利に感じます。
これまで使っていたプラスチックの耳かきと同様の力で使うと多分皮膚がひっかかれて血が出ます。

パッと見では気がつかなかったのですが、使ってから改めて見てみると耳かきにあるまじき鋭さです。
もしかしたらステンレスという丈夫な素材も、触れたときに「え、鋭い……」と感じる一因かもしれません。

そして1枚目の画像の通り、ヘラから持ち手にかけて徐々に膨らんでいく形状をしています。この膨らみのせいで、耳の奥まで入れることができません。そんな奥までかいているわけではないはずなのですが……。

もう少し、あと一歩先に、というとき、膨らみが引っかかって届かず、もどかしさがあります。もしかしたら安全設計なのでしょうか。

ただ言い換えればしっかりと太さがあるので、持った時の安定感につながるといえばそうです。
細さが一定でないのでしっかりと持てる反面……せめてもう一回り膨らみを小さくしてくれれば耳かきとしての機能を損なわず、安定性も得られたのではないかと思います。

まとめ

65点。

なんというか……随所が惜しいです。ステンレスという素材はいいのですが、ステンレスでありながらヘラがこの薄さなので耳孔に入れるには鋭利すぎます。
持ち手が太く安定感があるのはいいのですが、太すぎて「あともう少し」が届かなくなってしまっています。

この鋭さは本当に新しいですね。初めての感覚でした。

「耳かきはかいてる感が欲しいので鋭い方が良い！」という方にはおすすめです。
逆に「思いっきりかきたいので鋭いのは困る……」という方にはおすすめできません。

私は後者だったのでイマイチ納得できない品ではありましたが、使えないということもなく耐久性もありそうなので、なくさない限りはお世話になりそうです。