ことわざ百科事典キャンドゥ

生活雑貨に石鹸に化粧品に食品に……100円ショップって本当に色々なものがありますよね。
今回買ったのは、「あ、そういえばこんなものもあるのか……」というカテゴリーのものでした。

買ってみた

買ったのはキャンドゥの「ことわざ百科事典」。

“コンパクト百科シリーズ”とあるので、ことわざ以外にもいろいろあるのでしょうね。
なぜそのシリーズの中から“3”を選んだのかわかりません。出先に向かい途中、電車まで時間あるし～と思ってちょうど切れていた品々を買ってしまおうと向かった100均で、思いがけず辞書を見つけたため、特に周りを見ることなくパッと買ってしまいました。
他にどんなシリーズがあるのか、1はなんなのか（英単語や国語辞典のようにジャンルが違う？　それともことわざの第1巻みたいな？）などは謎です。

大きさは単行本より一回り程度大きいサイズ。まぁほぼ単行本サイズですね。
ページ数は全191ページ、目次などを抜いた正味ページ数は180ページです。

使ってみた

さっそく電車の中で読んでみました。

目次はこんな感じ。

まず「恋愛・結婚」「親子」といった大カテゴリー、そしてさらに「失恋したとき「親離れ子離れ」といった細かいシーンごとのことわざがまとまっています。ただ単にことわざが列挙されているだけでないこの編集、いいですね～。目的ごとのことわざを探すのにも役立ちそうです。

最後には50音索引も載っているので、探しやすさはばっちりです。

ことわざは主に以下の通りに説明されています。

「ことざわ」
「意味（そのことわざはどんな意味？）」
「説（どんな説があってどういわれるようになったの？）」
「類似（似ていることわざ）」
「反対（反対の意味のことわざ）」
「例（使用例）」
「×例（誤った使用例）」
「英（似た意味を持つ英語、英文）」

結構しっかり記述されていますよね。
ただ全てのことわざに説、類似、反対、英が載っているわけではなく、ものによっては説がなかったり類似がなかったり……ということがあります。もちろん、意味はどのことわざにもあるのでご安心ください。

またことわざの下には上記のような独自のアイコンもあり、良い意味のものなのか悪い意味のものなのか……といった、そのことわざの性質を一目で把握できるようになっています。

まとめ

95点！
いいです。おすすめ。

見やすいですし、カテゴリーごとにまとまっているのもGOOD！　100円という値段もあるのかもしれませんが、かしこまりすぎず読書感覚で楽しみながら読むことができますね。
特に一見して「なんでこういわれるようになったんだろう？」なんてものは説をみればストーリー仕立てで頭に入ってくるので、より理解が深まりそう。

ことわざに詳しい人が見たら「“アレ”が載ってない……」「ん？　“あのことわざ”がないぞ？」ということもあるのかもしれません。
私のようにほぼ経験値0状態であれば違和感もなく、満足のいく1冊になるのではないでしょうか？

読書感覚で、楽しみながらことわざを学びたい人におすすめです。