書見台セリア

書見台って言葉を聞いたことありますか？今まで見かけたことも聞いたこともなかったのですが、ダイソーではじめて知りました。

あるとき、本を見ながらパソコンを使っていて、ペーパーウエイトや他の厚い本でページの端を押さえていたのですが、落ち着きが悪く書見台の存在を思い出しました。大して期待せずに買いましたが、これが素晴らしいです。

本を寝かせる角度が4段階あるので、自分の好みに調整できます。読書のときは60度くらい、デスクワークをしながらのときは低めの角度にします。手前のアームがしっかりと本を押さえていて、バシッと見たいページを開いてくれるのです。ページをめくるのも苦になりません。

この商品の最も優れた点は、たとえば読書のとき10ページ読んだら気が散るところを、20ページ30ページと落ち着いて読めるてしまうことです。読書時間は長いと1時間以上ですし、たった15分だとしても厚い本を手で押さえ続けるのって結構疲れるんです。そのたびに無意識に押さえる手を変えたり、体勢を変えているのです。

小さな文庫本は両手を使って広げるので常に両手がふさがっています。書見台を使えば、ずっとハンズフリーです。片手にドリンク、片手でスナック菓子をつまみながらの読書もできちゃいます。なお片手でページをめくりにくいときは、アームから5、6ページづつ引き抜いておくと楽ですよ。

実は本を手で押さえていると、体が少し動くと本も一緒にブレるので、読みずらいんですよね。これは書見台を使うまで気づかなかったことですが、書見台の本は一切動きませんから、視点が定まって読みやすいのです。なので目も手も疲れにくいし、いつもより長い時間を集中して読書できます。大判の雑誌や、文庫本のような小さな本から厚さ2、3cmの本まで問題なく使えました。
辞書並みに厚いとさすがに、ブリンッと押さえからはずれて本が閉じてしまいます。これは1000円以上する書見台でも同じようです。

ダイソーの書見台の良さを実感し、「あの書見台を2、3個買っておこう。」と2年後くらいにダイソーに行ったら、もうどこにもありませんでした。再入荷もないようでショックでした。
セリアにあるとのウワサを聞いたので訪れたところ、ダイソーとは違い、なんだか細い金具でできた書見台でした。少し厚い本を置いたら倒れそうな雰囲気。仕方なく試しに1つ購入した結果、これはこれで全く問題なしでした。

オールプラスチックのダイソーの書見台と全く見た目が違うスタイリッシュな華奢なボディなのに、機能的には全くと言っていいほど同じでした。それにアマゾンでセリアの書見台？と思えるような似た商品が600円くらいありますが、そこそこのレヴューでしたね。セリアでまた売り切れるんじゃないかと心配になり2個買い溜めしてしまいました。

折りたたむと雑誌くらいの厚さになるので、リビングや食卓の上など各部屋に置いてあります。読みたいときにサッと立てて使ってます。もっと若いうちにこの存在を知りたかった！でも100円ショップになかったら、一生知らなかったのかも。
ありがとう100円ショップ！